漫画描いたけどこだわり見てほしいそんなシリーズ始まりました。
とがしまです。
いよいよ三幕構成について今回意識したことをお話します。
三幕構成とはストーリーの展開順序
なぜこんな構成にするのか?
この構成が面白いと感じるから!しかも時代も年齢もすべてを超えて感情移入しやすい展開のようです。
つまり超普遍的なルールであるということです。人間の遺伝子にインプットされていることなんですね。
構成要素
1幕
状況説明から最初のターニングポイントまでの全体1/3くらいに当たります。ここまでに話の登場人物全員が出てくると説得力のあるストーリーになります。個人的にはこの段階で出しておくと伏線が張れるのでいいなと思ってます。
・状況説明とテーマ:できるだけ文字ではなく小さめの主人公のアクションで説明すると効果的です。これはセーブザキャットの法則とされています。ここはつかみです。これが大事なのは読み続けて貰うためにインパクトが必要です。文字情報や説明っぽくなりすぎだと飽きられてしまいます。
・きっかけ:話全体に巻き込まれるきっかけです。まんまですね。
・行動:主人公がなやんだりしながら話を進めます。ラブトライでは主人公より読者にこれでいいのか?と思わせる形をとりました↓(6ページ目)
.ターニングポイント①:3幕にもあり主人公がストーリーを引っ張るシーンとして描きます。話全体でも重要な転換点ではあるのでしっかり主人公に行動させます。なのでラブトライでは最初の記事でも書いた事も盛り込みました。
2幕
サブプロット:大筋の流れとは少し外れたお楽しみ要素。三幕構成だとここに配置すると良いらしいです。ラブトライではクレナのポンコツなとこを描いています。ある意味ここで男性成人ターゲットの強調もしています。
ミッドポイント:お話が折り返していくポイントです。ラブトライではここからポンジ君の受難と成長が描かれます。
好転:一時的な勝利を描きます。山あり谷あり。ラブトライではクレナがちゃんと加勢してくれる様子を描きました。
敵のリベンジ:パワーアップした敵とか敵の加勢です。圧倒的に主人公がやられます。ラブトライではポンジ君が徹底的ににやられます。ついでにクレナも縛られます。
敗北:一時的ですが敗北してこれは立ち直れないという状況になります。モチーフで花が枯れたり、火が消えたりする演出を使うことがあるみたいです。ラブトライでは元気のない花を描いてます。(ちなみに水仙描いてたんですが水仙は夏に咲かないという凡ミスかましたので水仙っぽい何かにしました)
絶望:主人公が敗北をかみしめます。ここもモチーフを使用し確実に描きます。ポンジ君の場合失敗の原因は流れに身を任せてることを痛感するシーンです。
3幕
ターニングポイント②:またまた主人公がストーリーを引っ張るシーンです。ストーリーを終わりに向けて話の中で気づいたことなどで逆転の一手を打つのです。ポンジ君の場合自分で動くケンカはできなくても騒ぎすることで変わろうとしています。
フィナーレ・解決:今までの伏線や序盤に出てきたキャラクターを集合させて問題解決、敵の撃破を行います。ラブトライでは宇井堂の登場で全部ひっくり返るというものです。そのあとネタばらしのようなものがあります。
エンディング:主人公が半紙を通じてどうなったかを描きます。成長や変化を見せてドラマを締めくくります。ラブトライではくっついた二人の将来の図を描いて予想をこえたハッピーエンドを見せる努力をしました。
まとめ
要素は大体こんな感じです。表現の方法は多々あれどこのタイミングでお話をつくっていけば人の心を打つものが作りやすい。というものでした。
これが古来から受け継がれる手法のようです。
しかし私自身はまだまだ学ぶことや描き切れてないことはたくさんあります。今後も日々精進してきたいと思います。
長々とご拝読ありがとうございました。
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